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入居中の方【快適な住宅生活のために】

市営住宅は、お互いに暮らしをよくするための共同の場であり、皆さんの健全な良識に基づいて、お互いの生活を尊重する意識によって利用され、運用されなければなりません。
また、住宅については、何から何まで行き届いているというわけではありません。
皆さん自身で処理していただく面が数多くあると思います。
以下に快適な住宅生活のために、日常生活や防犯・防災などにおける注意事項を記載しております。ぜひ、ご一読ください。
どうぞ、互助・協力の精神を忘れず、皆さんが快適で明るく楽しい団地生活を送っていただきたいと心から念願いたします。

住宅使用上の注意

入居者の皆さまは、住宅や共同施設について必要な注意を払い、正常な状態に維持しなければならないことになっています。住宅の使用にあたっては、十分注意してください。

◆玄関

  • 入居されたら、玄関の表札、集合郵便受け等に氏名を書き入れてください。
  • 鍵を錠ごと取替えた場合、これまでの鍵は使用できなくなりますので、合鍵を1本、市へお持ちください。
  • 扉の開閉は、静かにしましょう。特に風の強いときは気をつけてください。
  • 玄関は、防水が施されておりませんので、水を流さないでください。階下に水漏れし、迷惑をかけます。
  • 玄関扉は、防火扉ですので、常時閉めておいてください。
  • 鍵を紛失された場合は、市へ連絡してください。ただし、就業時間外には合鍵対応できませんので、鍵の保管には十分に気をつけて下さい。

◆台所

  1. 排水

    管がつまる原因になりますので、食用油等は、絶対に流さないでください。

  2. 炊事場の壁

    炊事場の壁は、油煙により汚れやすいので、こまめに洗剤で掃除してください。

  3. 換気扇

    台所は、熱気や水蒸気がこもりやすいので、換気扇を使用したり、窓の開閉によって、換気するようにしてください。
    換気が十分でないと、結露の原因になります。
    換気扇は、汚れがこびりつくと回りにくくなりますので、定期的に掃除してください。

◆便所

水洗便所は、使い方を間違えたり乱暴に使用すると故障し、漏水等により階下の方にも迷惑をかけることになりますので、注意して使用してください。
掃除の際に、便所の床に水を流すと階下に漏る場合がありますので、拭き取るように掃除をしてください。

◆浴室・洗面所

  1. 浴槽

    浴槽は、入居者の方が持ち込まれる場合と完備している場合とがありますが、いずれの場合も使用方法を誤りますと、ガス中毒・爆発等の重大事故を引き起こします。
    事故防止のため、次のことに十分注意してください。

    取扱方法を十分理解して使用してください。
    点火前には、必ず適量の水が入っているか確認し、空焚きをしないよう注意してください。
    点火中は換気に気をつけ、酸素不足によるガス中毒を起こさないように十分注意してください。
  2. 浴室の掃除
    浴室の掃除は、洗剤を使用し、スポンジ等によって行なってください。
    浴室に重い器具等を乱暴に置くと、ひび割れが生じ、階下に漏水するおそれがありますから、注意してください。
    浴室の床排水口には、ワントラップが設備してありますので、目皿にたまる廃物を取り除き、時々中のワンを引き上げて掃除してください。
    窓を閉め切ったままにしますと、壁や天井にカビが生じやすくなりますので、換気に努めてください。

◆居室

  1. 換気について

    耐火住宅は、木造住宅に比べて、結露が起こりやすくなります。このため、こまめに換気を行うなどして予防に十分努めてください。

    天気の良い日にはできるだけ窓を開け、押し入れの襖なども開けて、室内の風通しを良くしてください。
    冬期におけるガス・石油ストーブの使用は、特に結露の原因となりますので、換気に十分気をつけてください。
    室内では、水蒸気の発生をなるべくさけるように心がけ、特に炊事のときには、  換気扇を回して水蒸気を外に出すようにしましょう。
  2. 壁について

    各部屋の壁面に、セロテープ・シール・ワッペン等を貼りつけないでください。
    特に、プリント合板等については、剥がすとき、プリント面が一緒にはがれてしまいますので、絶対に貼らないでください。

◆バルコニー(ベランダ)

バルコニーは、日常生活に使うだけでなく、非常時の避難路としても重要なものです。
利用にあたっては、次のことに注意してください。

  • 植木鉢等は、誤って落としたときに、階下の居住者や通行人に思わぬ危害を与えるおそれがありますので、置かないようにしてください。
  • 踏み台になるような物を置いていると、子供が上がって危険です。また、子供たちだけで遊ばすことも危険ですので、注意してください。
  • バルコニーの排水口を時々掃除してください。
  • バルコニーに物置などの増築類似行為はできません。
  • 火災の時は、隣戸との隔壁を破り避難できるよう設計されていますので、この周りには物を置かないようにしてください。

◆給水

  • 蛇口は、いつも完全に閉めるようにしましょう。水が止まらない場合は、元栓(止水栓)を閉めてパッキンを取り替えてください。(自己負担)
  • 断水の時は、必ず蛇口を閉めておきましょう。蛇口を開けたまま留守にして、断水が解消した時に、自分の部屋はもちろん階下まで水浸しにすることがあります。
    このような場合は、すべて原因者の負担により修理していただき、損害賠償もしなければなりません。
  • 冬期の特に寒い夜間には、凍結して給水管が破裂するおそれがありますので、凍結防止のために浴室などの水を少し出しておきましょう。

◆ガス

  • ガスを使用するときは、部屋の換気に十分注意し、中毒事故など起こらないよう気をつけてください。
  • ゴム管は、ひび割れた物や古くて弾力のない物は使用しないでください。ゴム管を長く引いて使用するのは危険ですからやめてください。
  • 使用後は、器具栓をしっかり閉め、特に夜間寝る前や外出・外泊されるときは、ガスの元栓を必ず閉める習慣をつけましょう。
  • ガスについて、異常や事故及び不明な点があったときには、すぐにガス会社・設置業者へ急報して修理を受けてください。なお、事故防止のため、各戸にガス漏れ警報器を取りつけましょう。

◆電気

  1. 停電

    一定容量以上の電気を使用すると、ブレーカーが働いて電気が切れます。切れた時は、使用電気器具を減らすなどしてから、あらためてブレーカーを「入」にすると停電は解消します。

  2. 事故防止

    事故防止のために次のことに注意しましょう。

    コンセント等からタコ足配線をしないでください。
    ヒーター・アイロンのつけっ放しは火事のもとですので、しないでください。
  3. エアコン・クーラーについて

    エアコン・クーラー等を取り付ける場合は、次のことに注意してください。

    除湿水の排水に注意し、階下の入居者に迷惑のかからないようにしてください。
    風雨が吹き込まないように、防水設備を完全にしてください。
    取り付けは、動かないよう確実にしてください。
    深夜には、使用をなるべく避けるようにしましょう。

◆その他(共用部分)

  1. 住宅の庭

    建物の周辺の空き地は、入居者の皆さんの庭ですから、大切に使ってください。 空き地で幼児が保護者なしで遊ぶと、ときに危険な場合がありますから十分気をつけてください。
    また、植木(低木)の剪定や芝生の手入れなどを行い、守り育ててください。

  2. 排水施設

    排水溝や排水桝にゴミや土砂がたまると流れにくくなりますので、定期的に清掃するよう心がけてください。

  3. 集会所

    使用される場合は、集会所管理人(自治会長等)の承認を受けてください。
    入居者の親睦を目的としたサークル活動・講習会などの集会にご利用ください。
    ※特定の宗教活動や営業活動などこれらに類する目的のための使用はできません。

  4. 階段・廊下

    建物の階段・廊下では騒がないようにしてください。
    また、階段・廊下に物を置くと、通行の妨げになったり、火災など緊急の場合に障害となりますので、一切物を置かないでください。
    なお、階段・廊下は、防水が施されておりませんので、水を流さないでください。

  5. 屋上

    屋上には上がることはできません。やむを得ない理由により、屋上に上がる必要が生じたときは、市の承認を受けてください。

  6. 遊具について

    住宅内には、幼児のための広場や遊具を設置しているところもありますが、幼児が一人で遊ぶと危険なものもありますので、保護者の方は十分注意してください。

  7. 自転車置場

    入居者の皆さんが利用されるものですから、特に次のことに注意してください。

    利用される方は、きちんと並べ、いつもきれいにするようにしましょう。
    盗難防止のため、必ず施錠しましょう。
    不用な自転車等は、持ち主が責任を持って処分しましょう。

防犯・防災上の注意

◆防犯

防犯のために、次のことには特に注意しましょう。

  • 入居者の皆さんが、お互いに防犯に協力し合うようにしてください。
  • 外出の際には、必ず戸締まりをしてください。

◆火災

耐火住宅は、各戸が防火区画されています。もし、住戸から出火した場合は、あわてず小火のうちに消し止めましょう。

[出火原因別措置の仕方]

類:ふとん・毛布類でこれを覆い、空気を遮断するようにする。
電気類:分電盤のスイッチを切ってから水をかける。
ス:元栓を締めてから臨機に対応する。
なお、非常時に備えて、各戸に家庭用の消火器を用意しておきましょう。

◆台風

台風の襲来に備え、次のことに注意してください。

  • バルコニー等にある物は、たやすく室内に取り込みができるようにし、不要な物は整理しておきましょう。
  • バルコニーの排水口の掃除をしておきましょう。
  • 停電・断水・吹き込み等に備えて、日頃から準備しておきましょう。
  • 外回りの窓・出入口は、しっかり施錠してください。

◆地震

鉄筋コンクリート造りの建物でも相当に揺れ、上階層ほど揺れが大きいものです。あわてて廊下や階段に飛び出すことは、かえって危険ですので、地震のときは、次のように行動してください。

  • 地震が発生したら、まず火の元を消してください。
  • あわてて外に飛び出したり、階段を駆け降りたり、窓や屋根から飛び降りたりしないでください。
  • 大きな揺れが続く間は、落下物などの危険から身を守るため、次のように行動してください。
    1. 倒れるおそれのない丈夫な机やベッドなどの家具や柱に身を寄せる。
    2. 倒れやすいタンス・戸棚・本棚などの家具に身を寄せない。
    3. 吊り下げ物のある場所や重いものをのせた棚の近くに身を寄せない。
    4. 窓ガラスの近くに身を寄せない。
  • 落ち着いて行動し、出口や階段に殺到しないようにしてください。